【アメリカ生活】アメリカ駐在前の必要な準備について

単身赴任
はじめに

本記事は、アメリカで生活するコツなどを交えながら、思い出体験談を書いています。

本記事の対象とする読者
・なんでも良いからアメリカ生活について知りたい方。
・これからアメリカ駐在を始める方で、準備に迷っている方。
・アメリカ駐在を目指していて、今のうちに準備をしておきたい方。

※大まかな内容は下の目次をご覧ください。気になる見出しにジャンプ可能です。

アメリカ駐在に向けた準備の重要性

海外生活を始めるにあたり、日本でやり残したことがあると、スムーズに現地での生活基盤の構築や、仕事を始めることができません。それどころか、アメリカへ入国もできない可能性もあります。また、仕事においては日本の同僚にも迷惑をかけるかもしれません。なので、

  • 出国に向けた準備
  • アメリカ入国へ向けた準備
  • アメリカ生活へ向けた準備
  • 日本の仕事仲間への引継ぎ

これらを抜け目なくしておく必要があります。とにかくやることは多いですが、確実に行っておくことで、不安なく出国し、アメリカ生活を送ることができます。

私の場合は、アメリカ駐在と知らされたときは、異動予定月の3か月前で、全く予想していなかったので、イギリス旅行や、資格の試験などを入れていました。しかし、残り3か月と告げられ、急いで準備を開始しました。

出国に向けた準備

To Do リストの作成

まずは、なんといっても何をいつまでにすべきか、ということを明確にする必要があります。会社からも事務手続きのTo Do リストはいただいていましたが、それ以外の引越しや個人資産関係についても明確にしておきました。

なにせ、3か月の準備期間というのは長いようで一瞬です。時間は限られているので、最後になってやり忘れたことがあったら取り返しがつきません。

引越し関係

ペットのザリガニをペットショップへ

3年以上、ザリガニを飼っていました。なんとかアメリカへ連れていく方法も考えたのですが、無理でした。

大事な家族でしたが、放流するわけにもいきませんので、計10匹程度、ペットショップに引き取っていただきました。大きな魚のエサになってしまった子もいたかもしれません。彼らのその後は誰も知りません。

携帯電話の解約

携帯電話もアメリカへは持っていけません。帰任後まで月数100円で番号はキープできるようなプランもありましたが、思い切って解約しました。

荷造り、一部倉庫へ、一部妻の実家へ、一部アメリカへ

全ての荷物をアメリカに持っていくことはできませんので、必要なものはアメリカへ郵送、家族合流時に必要なものは妻の実家へ、家具などは倉庫へ保管しました。

ここが一番労力がかかる項目です。所持品の80%くらいは使っていない物であり、普段から不必要なものは処分する、ということが重要であると痛感しました。

公共サービスの解約

電気、水道、インターネットなどです。具体的なやり方は忘れました。これらも解約を忘れがちになると思いますので、ちゃんとTo Doリストに入れておくことが大事です。

賃貸の解約

異動が決まって、ある程度飛行機の日程もわかった時点で不動産屋へ連絡して、引越すことを伝えました。

我が家は、ドアや壁などに穴が多く、修理費をどれだけ請求されるかと、ドキドキしていました。引越し後に、業者が来て部屋の中をチェックされ、後から費用を請求されました。かかった費用は15万円。思ったよりも安かったですが、会社としては過去ダントツに高い修繕費だったそうです。

飛行機のチケットの予約

連休や有休などを使って、出国前に妻と自分の実家に寄ってから、出国するようなスケジュールを立てました。

事務手続き

住民票の海外転出届け

日本の住民票を抜きました。なぜなのかはよくわかっていませんでしたが、保険や税金対策だそうです。

運転免許の更新

アメリカにいる間に更新期間が来てしまったら、更新できなくなるので、日本にいるうちに更新しました。日本では、更新期間が来ていなくても、海外異動などの特殊事情があれば、更新できる制度があったので、それを利用しました。

個人資産関係

車の売却

車ももちろんアメリカへは持っていけません。ちょうど10年近く乗っており、ボロボロだったので売るどころか廃棄費用がかかるのではないかと心配していましたが、8万円くらいで買ってくれる中古車業者が見つかったので、そこへ売りました。

ちなみに車はMazdaのアクセラセダンでした。だめもとで複数社に電話をかけ、”今決めるならこの値段で!”と何回も言われましたが、あせらずに落ち着いて交渉と、値段比較をして、最善な落としどころに決めることができたと思います。

投資口座の解約

日本の証券口座を持っており、FXや株などをやっていましたが、全て売って口座に戻しました。海外にいる間には何もできなかったそうなので。

銀行口座の住所変更

銀行口座の住所は全て実家へ変更しました。アメリカの住所は適用できないらしく、その当時は住民票がなくても実家などへ住所変更すれば口座を維持できると聞いていたので、そうしました。

入国へ向けた準備

VISA申請

これは必須中の必須です。E2というタイプのVISAを取得しました。会社がほぼ準備をしてくれたので、自分は書類作成に必要な情報を入力するだけでよかったです。必要な情報というのがやたら多く、自分の小学校の住所、親の情報など、そこまで必要なのか、というくらい入力項目がありました。

面接は大阪の領事館で面接を受けました。小さな鞄しか持って入れなかったと記憶しています。面接は念のため英語の想定質問と回答を準備していましたが、日本語でサササっと質問されて、特になにも問題なくクリアすることができました。

アメリカ生活へ向けた準備

国際運転免許の取得

国際運転免許をアメリカでずっと使い続けるわけではなく、アメリカで現地の運転免許を発行するまでの間の仮免許のようなものとして、取得しました。

現地の免許を取得すれば不要であり、日本へ送り返す必要があります。わたしは一時帰国の際に、日本へ持って帰り、免許センターへ送付しました。

英会話の練習

近所の英会話教室に1か月だけ通いました。元からそれほど英語は苦手ではなかったのですが、いきなりアメリカで英会話できるかどうか不安があったので、ネイティブの先生相手に練習しました。

仕事関係

仕事の引継ぎ

会社の仕事を、チームメンバーに引き継ぎました。異動した後で、引き継ぐメンバーが困りますからね。自分しか知らないかもしれない、仕事の細かい内容と自分が考えていた計画について、口頭で説明するとともに、引き継ぎ書に残しました。

お世話になった社内外の関係者へ挨拶メール

今時、実際会いに行って挨拶、などはしませんが、少なくともお世話になったこと、今後の担当者は後任が務めるということは、仕事の関係者には周知しておくことが、マナーだと思います。

わたしは共同開発先や、出身の大学の先生にまで一報入れました。

健康診断

健康状態は言うまでもなく重要です。もし何か自分が致命的な病気を持っていたら、仕事どころではありません。ちゃんと検査し、渡米後も働けることを確認しておきましょう。

やっておけばよかったと思うこと。

ゴルフの練習

これは趣味の話です。アラバマではゴルフしかやることがない、と言ったら反感を食らうかもしれませんが、実際仕事、買い物、食事以外で外に出るのは、ほぼゴルフ関係です。日本にいたときから練習しておけばよかったと思いました。

ゴルフでなくとも、現地で仕事以外に何を楽しめるか、ということは調べてき、少しは実践してみることをお勧めします。現地での、楽しい生活をイメージできるかもしれません。

クレジットカードの申請

ANA USAカードというクレジットカードを、大半のアメリカ駐在員は使用しています。よくよく調べると渡米90日前から申請できるとのことで、しておけばよかったなと思っていました。住所は会社の住所などを使えばよいので。

さもなければ、日本のクレジットカードで数日は支払う必要があり、為替の手数料を余分に引かれてしまいます。わたしも受け取るまでの2、3週間、かなり無駄に支払ってしまったと思っています。

最後に

以上、思い出せるだけ書きだしました。他にも実施した項目があるかもしれませんが、大事な部分はカバーできているはずです。海外異動となれば、とにかくやることが多いので、計画的に準備をし、スムーズに出国、引越し、アメリカの生活の開始、ができるように心がけることが重要だと実感しました。

コメント