本記事は、コロナ前(2010年代)のアメリカ生活について思い出・体験談を書いています。
本記事の対象とする読者
・なんでも良いからアメリカ生活について知りたい方。
・アメリカでのアパート暮らし、一人暮らしについて知りたい方。
・アメリカの文化について知りたい方。
※大まかな内容は下の目次をご覧ください。気になる見出しにジャンプ可能です。
アメリカのアパートで痛感した日本とのちがい。
アメリカのアパートには半年くらい住んでいました。アパートと言っても、別記事に書いたように、かなり広く、敷地内に池などがあったりして、そもそも全然違うのです。はじめのころは、こんな感じでした。
ひろすぎ! 日本と全然ちがう! 色々設備も揃ってるし、優雅なアメリカ生活開始! 最高!!
が、生活をしていくうえで細かい違いにも多数気づきました。
あれ、これどうなってんだろう。不便すぎん!?
あっちのは便利だし、日本の暮らしにも取り入れたい。
今回は、日本と比べて、不便だと思ったところ、便利なので日本にも取り入れるべきだったものについて、思い出します。
日本よりも不便なところ
洗濯機、柔軟剤の入れるタイミングを逃しやすい。
柔軟剤を日本の普通の洗濯機なら、洗濯開始前に洗剤と柔軟剤を入れておき、適当なタイミングで柔軟剤が投入されますが、アメリカの洗濯機はそうなっておらず、Rinseが始まった瞬間に柔軟剤を入れる必要がありました。
柔軟剤を入れ忘れることが多く、洗剤に比べて消費速度が明らかに遅かったです。もちろん、高性能な洗濯機なら、自動で柔軟剤を投入してくれるものもあったと思いますが、周りの知り合いは皆、自分で入れてると言っていました。
この洗濯機の仕組みについてはいまだに謎です。なぜ自動じゃないんだ・・・。
シャワー or ユニットバスしかない
お風呂は、湯船につかるという習慣がないので、シャワーしかありません。一軒家であれば、つかるようの湯船などもあるのですが、アパートではシャワーしかありませんでした。
照明が暗い
照明がたくさんあるわりには、一つ一つが日本のほど大きくなく、若干暗い印象でした。なので、スタンド式のライトを買って、明るさを補っていました。
ちなみに電球は全てLEDにしました。
お湯の出る量に限界がある。
お湯は家のどこかにあるタンクに溜まっているものが出てくるそうで、その中のお湯を使い切ったら、お湯が出てこないそうです。実際、ずっとシャワーを浴びていると、明らかにぬるくなったりして、冬は大変でした。
日本のアパートにも取り入れてほしいもの
キッチン関係家電の標準装備
この文化は最高でしたね、日本の賃貸などではほぼ自分で揃えなければならなかったのに対し、わたしが住んでいたところではキッチン家電が充実していました。備え付け家電というのは、日本では体験したことがなく、衝撃的でした。
食洗器
日本では食洗器は使ったことはなかったのですが、一度使うと便利で、ずっと使っていました。カスケードという洗剤の塊をセットして、スタートを押せば数時間で、相当しつこい油汚れもスッキリきれいになります。
もちろん、すぐに必要な食器などはササッと自分で洗って吹くのですが、それ以外は、寝る時間や、仕事前にスタートを押して、戻ったときには綺麗になっています。時間も節約できたので最高でした。
冷蔵庫
結局アメリカにいる間、一軒家に移ったときも自分では冷蔵庫は買いませんした。アパートなので、少し小さめでしたが、十分大きなサイズで助かりました。
オーブン
IHの下に、オーブンがありました。冷凍ピザなど、ここでササッと作ることができました。日本でもガスコンロの下にちょっとした魚を焼くようなオーブン?がありましたが、こちらのオーブンはバコっと開いて、ドサッと入れることができる、3段くらいある、大きなものでした。
電子レンジ
まさか電子レンジまで標準装備だとは思っていませんでした。ちょうど肩ぐらいの位置に、壁に埋め込まれていました。
クーラーの標準装備
クーラーも、日本のように家電量販店で買って備え付けるというのではなく、家のどこかに本体があり、天井を介して空気を循環させるという感じでした。家が大きいので、確かに日本のように個人向けクーラーを買っていたら、10個くらい必要になりますよね・・・。
流し台のディスポーザー
アパートに引っ越してしばらくしてから気づいたのですが、こちらには三角ボックスなるものがありませんでした。なので、生ごみはなるべく流さないように気を付けていましたが、数日たったあと、詰まってしまいました。
管理人さんに聞くと、ディスポーザーは使ったか、と聞かれ、何だろうと思っていたら、流しの近くにスイッチを見つけました。押すと、ガーっとなり、明らかに粉砕機が稼働していました。
その時は、それでも流れませんでした。頑張って手を突っ込んで探ると、ボロ雑巾が詰まっていました(汗)そりゃ流れませんわ・・・。その後はしっかり流れてくれ、生ごみの処理はこのディスポーザーに頼りました。
修繕などは、ウェブサイトでリクエスト
この仕組みも便利でした。例えばトイレが詰まったりしたら、ウェブサイトで住人向けのページを開いて、メンテナンスリクエストを出す、という感じでした。そしたら、アパートの管理人さんが業者を手配してくれて、直してくれました。
仕事中に勝手に家に入って直す、という感じではじめは抵抗がありましたが、管理人さんもついているということなので、慣れました。土足禁止、というのは入口に明記しておかなければ、土足で入られるので、注意はしました。
最後に
日本のアパートと比べると、不便な点よりも、優れている点の方が多いと感じました。転職が多く、人の移動が激しいこともこのような文化が形成された要員の一つだと思います。私自身、半年程度でアパートから一軒家に移ったのですが、わざわざ家電を買わずにすみ、助かりました。
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